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RHEIN GOLD ラインゴールド

ドイツのラッパー&音楽プロデューサーXater のストーリーは、いくつかの国をまたいでの奇想天外の経験とサクセス!! これが全部実話と言うから驚かずにはいられない!

高名なクルド系音楽家のもとに生まれたジワ・ハジャビ。イスラム革命により音楽が禁止になり、両親は、イランを抜け出しバクダッドからパリへ亡命するが音楽をするためにボンに移り住む。そこでこの映画のタイトルでもあるワーグナーの「ラインの黄金」のリハーサルを父親と聴き、「ラインの黄金は不滅の黄金だ。掴んだものは手放さない」と父親が話す。この頃からジワはピアノを始めるが、10年後、父親が作曲家として演奏会でで成功し、なんと愛人を作って家族を捨ててしまう。そこから彼の反発は爆発し、不良の仲間に。その頃、HIPHOPに興味を持つようになる。悪事の方もエスカレートし、クスリの売人になるがボコられる。そこでボクシングの戦い方を教わり、クルド語で危険という意味の「Xater(カター)」となり、自分をぶちのめした奴らをボコボコに。そして、ある日、アナコンダというDJに出会い、レコーディングや作曲法を教わり、自分でも音楽を表現して楽しくなってきた時に、クスリの密売容疑で刑務所に。そこからどうブレイクしていくかは見てのお楽しみ。

実在のジワ・ハジャビ/Xaterを演じるのは、ミュージシャンとしても活躍しているドイツのエミリオ・ザクラヤ。9歳から子役として活躍し、フルコンタクト空手のドイツ選手権で優勝したこともあるだけあって、身のこなしは抜群。この「RHEIN GOLD ラインゴールド 」で第25回ヨーロピアン・シューティング・スターに選出されている。

メガフォンを撮ったのは、「女は二度決断する」「ソウル・キッチン」「そして、私たちは愛に帰る」「愛より強く」のドイツ生まれのファティ・アキン監督。
音楽は、この映画のためにカター自身が書き下ろした曲やカターの父親の楽曲などクラシックから、ラッパーのヒット曲とバラエティに富んだもの。

青春、犯罪、ラブストーリー、サクセスストーリーと盛り沢山の要素が味わえる140分、決して長く感じない。一人の人間がこんなにたくさんの経験をするなんて驚き!

監督・脚本:ファティ・アキン
出演:エミリオ・ザクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ

140分/1.85:1/2K/Dolby Atmos/2022/ドイツ語、クルド語、トルコ語、オランダ語、英語、アラビア語/ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ 日本語字幕:吉川美奈子
配給:ビターズ・エンド

3月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー!

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