怠け者で食いしん坊、その上ふてぶてしい。人間だったらイヤーな奴だがそれが”お猫さま”なら、「チャーミングで愛くるしい! 」 になってしまうのだから面白い!
ガーフィールドがコミック・ストリップ作品として誕生して今年で46年。作者のジム・デイビスさんも78歳になる。世界で最も知られいているネコと言っても言い過ぎではない。2004年に実写と3D-CGを合成した映画「ガーフィールド」、2006年には「ガーフィールド2」と続いたが今回は、新たに3Dアニメーションの立体的なお猫さまとして登場。ついネコチャンといわずお猫さまと言いたくなるのは、目つき、顔つき、態度、迫力あるスタイルから呼ばせていただいてしまった次第。
ガーフィールドは、毎日親友の犬オーディと好き放題に食べまくり怠惰で平和な生活を楽しんでいた。そんな”幸せ太り”のガーフィールドの前に、ある日突然生き別れたお父さんねこのヴィックが現れ助けを求める。そこで重い腰をあげ、初めて外の世界に繰り出すが悪い奴らや保健所の車に追いかけられたりの大冒険に遭遇。果たして親子の絆はどうなるの?
ガーフィールドが飼い主のジョンと出会う経緯や、人助けならぬ牛助けのために強盗計画に加担したりと人情溢れるドラマやトム・クルーズ並みのスタントまでこなすアクションシーンも、ニャンともスリリングで楽しいまさにニャンダフル・アドベンチャー!! それにしてもピザの食べ方の豪快さはアッパレ!!
声優は、ガーフィールドに、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシックパーク」シリーズなどでお馴染みのクリス・プラット。
飼い主ジョンは、来年公開の「スーパーマン」でレックス・ルーサーを演じるニコラス・ホルト。
お父さんねこのヴィックに、大ベテランのサミュエル・L・ジャクソン。
雄牛のオットーは、「ミッション・インポシブル」シリーズでルーサー・スティッケルを演じているヴィング・レイムス。
イギリスでかつてはショービジネスで成功していたがアメリカに渡って路地裏の犯罪グループの一員になたジンクス役は、この映画の監督マーク・ディンダルが「演劇界の猫」と称したハンナ・ワディンガム。歌も披露している。
日本語版は、ガーフィールド/山里亮太 ジンクス/ MEGUMI ジョン/立花夏樹 ヴィック/山路和弘 オットー/磯部勉
日本語も英語も楽しさと魅力いっぱい。両方見比べてみるのも一興。
「ねこのガーフィールド」 2024年 アメリカ映画 1時間41分
原題 THE GARFIELD
8月16日(金) より全国の映画館で公開
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント